【JAZZ読書 】貴方の目から私への愛が消えた日。

「今ならアナタの気持ち分かるよ。」
あれから10年。私だってさすがに学ぶよ。
別れた男にタイムマシーンで会いにいこう。



私が若かったあの頃、
あのときは確かジムやポールと二股をしていて。ダンスパーティーに出掛けては、他の男の子ともキスをしたりしていた。私が若くて、でもウブじゃあなかった頃、その気になったらどんな男でも落とせるって思っていたけど。そして今、私はあの頃の自分が世間知らずだったと知ったの。

あれはいつだったのかな、あなたに出逢ったのは。なんだろう 今までにないこのトキメキ。あれはいつだったのかな?あなたが手を握ってくれたのは。5月のように温かくて、心地よくて。素晴らしいよ、生きてるって。若いって、夢中になるって。あなただけのものになるって。あなたの顔を見るのも、あなたに触れのも、「君は僕のものだ」と言うあなたの声を聞くのも。

あれはいつだったかしら。
人生が突然つまらなくなったのは。ただ愛が欲しかったのに。あなたの目から愛は消えていた。私も昔と違って賢くなったから、今はそれがどんな時なのか分かるの。


◼︎I Didn’t Know What Time It Was(時さえ忘れて)
作曲:Richard Rodgers 
作詞:Lorenz Hart
おすすめVocal:Sara Vaughan

この曲に出逢ったのは、六本木のとあるJAZZクラブ。私ともう一人のボーカリストが出番を控えており、彼女が1曲目に歌ったのがこの曲だった。バース(導入部)の部分は、可憐な少女が甘える様な声で始まったかと思うと、”I didn’t know what time it was(あれはいつだったかしら)”と始まるコーラスは、熟練された淑女のどこか悩ましげな大人の恋模様。そして、エンディングは何だか吹っ切れた感が否めないが、いい感じに余韻を残して終わっていく。演奏が終わった後も耳にまとわりつく妙なザワつき。このミステリアスな展開は只者ではないぞ!と家に帰ってYouToubeで調べてみると、一番最初に出てきたのがサラ・ボーンのヴァージョン。気になって歌詞を調べてみると、あまりにも切ないホロ苦い恋の歌だった。

http://www.youtube.com/watch?v=pVloLApXPq8


広告