#JAZZ読書 投稿者: RIKAPEPE2016-03-0610:03 午後2016-06-05 【JAZZ読書】葡萄をむいてちょうだい。 私が叫んだらホップして、 指をスナップしたらスキップして。 「やりなさい」と言ったら、ジャンプするのよ。 ねえ、葡萄をむいてちょうだい。あと氷も割ってね。 桃の皮をはがして。ピローの毛羽はとらないで。 タバコを吸わせて。話しかけてね、素敵に。そう。 あなたは私をワインで酔わせて。 ご馳走でお腹いっぱいにしてくれたね。 私をしつけようとしないで。だって、ラーメンが食べたいの。 私をもてなす最高の方法はこうよ: オードブルを私にちょうだい。 お腹がぺこぺこになったら、そして、葡萄をむいてちょうだい。 コルクをポンと抜いてね。フレンチフライも。 胡桃を割ってね、ボウルいっぱいのボンボンを持ってきて。 ワインは冷やしておいて、いつでも飲めるようにね。 ただ楽しませてちょうだい!ほら、シャンパン! 私を香らせる最高の方法はこうよ: シャネルを私にちょうだい。 私を元気付ける最高の方法は: カシミヤのニットを私にちょうだい。 そして、お腹がぺこぺこになったら、 葡萄をむいてちょうだい。 ここに条件にかなった男になる方法を列記するわ: 贅沢させてくれて、すぐおいとましてくれる人。 私が叫んだらホップして、 指をスナップしたらスキップして。 「やりなさい」と言ったら、ジャンプするのよ。 それから、スコッチを注文したら、タクシーを呼んでね。 バラを切って、その花びらをお茶に入れてね。 ただ周りにいるだけにして、勘定は払ってよね。 外に出ないで-私を思ってて。 ミンクだけでいいのよ。 ホッキョクグマのラグがいい。 ラグに南京虫は駄目よ。 新車のサンダーバードを買ってね。 ねえ、聞こえたんでしょ。 お腹がぺこぺこになったの。 葡萄をむいてちょうだい。 Peel Me A Grape Dave Frishberg (1962) ▪︎おすすめバージョン Blossom Dearie フラン・ジェフリーズという、1960年代にちょぴり活躍されたセクシーさを売り物にするジュリー・ロンドン系の歌手のために作られた歌なのだとか。とにかく、ファービラスなNYの都会的な世界観に、テンポの良いセリフがとっても小悪魔的。そして、「オードブルからの葡萄をむいてちょうだい。」って、とても詩的でエロいんですけど。歌っていても気持ちい曲ですが、読み物としても楽しい一曲です。 https://www.youtube.com/watch?v=bBKqDXqSBp0 共有:TwitterFacebookいいね:いいね 読み込み中… 関連