【JAZZ読書】お調子者に魅せられて。

私は彼の笑顔が大好き。
たとえそれが、私のことを笑ったのだとしてもね。

そうね、確かに彼はちょっとお調子者ね。そんなことは分かってるのよ。
でもね、彼のそういう子供っぽい部分が魅力になってる、とも言えるのよ。
そんな彼にすっかり夢中な私。
無邪気な子供のようにはしゃぐこの気持ちを抑えられないの。
恋をすれば、切なさはつきものね。ここのところ一睡もしてないの。
このどうしようもないお調子者と出会ってからというもの。
私、ほんとどうかしちゃってるわ・・・調子が狂う。

感情がわきあがってくるの。
自分でも手に負えないほど夢中になって、魅せられて。
彼のことを思い浮かべては、クスッて一人で笑ったり、めそめそしたり。
まるで子供みたいに、魅了されて、悩まされて。
もう、どうしていいのかわからないよ。

なんにも手につかないよ。
でも、それがなんだっていうの?
彼は素っ気ないけれど、それでも私はいいの。
私の気持ちを知ったら、笑うかもしれないわね。
それでも、私は彼の笑顔が大好き。
たとえそれが、私のことを笑ったのだとしてもね。

彼のために歌うわ、何度春が訪れようとも。
春が来るたびに、そのたびに歌うわ。
彼の横に寄り添えるその日を夢見て。
もう、すっかり魅了されて、悩まされて、
どうしていいのかわからない。


BEWITCHED
1941(Lorenz Hart / Richard Rodgers)
▪︎おすすめバージョン Ella Fitzgerald

女性は好きな人やパートナーがいるとき、「その人と共に人生を歩みたい」なんて妄想を始めて、ついついその人の世界を通して生き始めてしまう。自分はどうなりたかった?自分は何が欲しかった?いつの間にか、自分の心のを通して生きるのを忘れてしまう。本当に調子狂う。だけど、それも幸せだったりするの。自分の心を見失っても、なんだか温かい。毛布にくるまっている様にね。

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