ぺぺの恋文(ラブレター)紹介。

ボンニュイ、りかぺぺです。
今日はバレンタインということですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?本当にポカポカ陽気で、南仏辺りへそのまま飛び立ってしまいたい気分。そんな浮ついた気分のぺぺは、恋文(ラブレター)について暫し思いを巡らせております。ペンパルに憧れていたという話は有名ですが、ラブレターを書くのも頂戴するのも、好きです。“その相手の為だけに時間を使う”というアナログな行為が、とてもロマンチックだと思います。

 

さて、せっかくですので、ぺぺがお気に入りの恋文をご紹介したいと思います。これは、芥川龍之介さんが恋人(文ちゃん)に宛てたもの。こんな可愛らしい一面をお持ちだなんて、ギャップ萌えです。


“それからまだ妙なのは、文ちゃんの顔を想像する時、いつも想像に浮ぶ顔が一つ決まっている事です。どんな顔と云って云いようがありませんが、まあ微笑している顔ですね。(略)
僕は時々その顔を想像にうかべます。そうして文ちゃんの事を苦しい程強く思ひ出します。そんな時は、苦しくつても幸福です。(by.芥川龍之介)

 

  

そして、もう時効だと思うので。
17歳のぺぺが、当時、京都大学文学部の家庭教師の先生に想いを寄せていて、彼がフランス留学中に内緒で文通をしていたのですが。その時に頂いていたお手紙があまりにも素敵でキュンっとくるのでご紹介♡

 

“フーテンミッターフ。お元気ですか?
僕は今、二泊三日でアムステルダムに来ています。パリから電車で4時間半くらいでした。電車でこの距離は結構暇を持て余します。手紙を出すのが遅れてしまいましたが、17歳のお誕生日おめでとう。なんとなく生きていても、何か目標を持って生きていても同じ1年。なら、楽しい1年にしましょう!いつも君に手紙を書いていると、何かを自分に言い聞かせながら書いているみたいです。僕が高校生の頃は、何となく日々を過ごしてしまっていた気がするので。君にはそういうのはもったないと、突然先生ぶって言いたくなるのです。では、よい17歳を。またね。”

 

はー、ラブレターっていいものですね。
皆さんも、誰かの事を想って時間を使ってみるのもいいですね。
では、オヴォワー。

RIKAPEPE